ゴルフ場で実際にプレーしていると、思わぬ事態に遭遇することがあります。
ゴルフは自然の中で楽しむスポーツでもあるため、地形・生物・自然現象など、さまざまな場面に対してルールが設けられています。
本記事では、ティーイングエリアを定めるティーマーカーを「動かしたOKか?NGか?」について、解説します。
ティーマーカーとは?
ティーマーカーとは、各ホールの一打目を打つ時に、ティーアップできるエリア(ティーイングエリア)を定めるためのものです。
ティーイングエリアは、ティーマーカーを結んだラインから、垂直に2クラブレングス後方までの方形エリアとなります。
なお、ティーマーカーには色により種類が分かれています。レギュラー以外に、レディース、シニアなどがあり、性別・年齢が違っても一緒にゴルフを楽しめるようになっています。
なお、全てのティーが必ずあるわけではなく、コースにより異なります。
ティーの色 | ティーの意味 |
---|---|
赤 | レディースティー |
銀(または金) | シニアティー |
白 | フロントティー、レギュラーティー |
青 | バックティー |
黒 | チャンピオンティー |
黄 | 特設ティー |
ティーマーカーは抜いてOKか?NGか?
ティーマーカーは、抜いてOKな場合とNGな場合があります。この違いはプレーの状態によります。
各ホールの1打目の場合、まだプレーが始まっていませんので、規程となるティーマーカーは動かせない障害物として扱われます。つまり、動かしてはいけません。
しかし、ミスショット等により2打目がティーマーカーのそばにある場合は、動かせる障害物として扱われ、動かすことができます。
例えば、レギュラーティーから初めて、チョロしてレディースティーのそばというケースは、十分、起こり得ます。
この場合のティーマーカーの移動は無罰で行えます。
ちなみに、一打目を打つ場所を「ティーインググラウンド」と呼んでいる人もいると思います。2019年のルール改正前まではそのように呼んでいましたが、ルール改正後は「ティーイングエリア」に名称が変わっています。
まとめ
ティーマーカーを動かしてOKかNGかについて取り上げました。
ティーが多数あるゴルフ場では、ミスショットの際に前方のティーのティーマーカーが邪魔になることは誰でも有り得ます。
ご自分の救済だけでなく、同伴者がそのような場合に遭遇した場合についても、ティーマーカーの扱いについて教えてあげると良いでしょう。
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